ベンベルグ®︎ラボ1期スタート!

2018年秋、ベンベルグ®︎ラボの第1期の初回講義が始まりました。
初回のテーマは「なぜ、産地の学校はベンベルグ®︎に注目したか?」。

大学生、ファッション専門学校生、社会人と、いろいろな経歴を持つ受講者が集合。共通点は、普段知ることのできないベンベルグ®︎の生産背景に触れられる、この貴重で稀な機会に興味を持ったところです。そしてなにより服が好きだ、テキスタイルの知見を勉強したいということ。様々な立場の人間が集まり同じ目的を共有する異種混合感がこのラボ最大の魅力であり強みと言えます。

そもそも、ベンベルグ®︎とは、どのような素材でしょうか。

これは旭化成が80年以上にわたり生産している再生セルロース繊維・キュプラのブランド名。コットンリンターと呼ばれる本来は使用されないコットンの種のうぶ毛部分を原料に、化学と技術の力で上質な繊維として生まれ変わらせています。

このベンベルグ®︎を製造するメーカーは世界でも旭化成のみで、世界で生産される繊維総量のわずか0.02%という非常に稀少性の高い素材です。同じく再生繊維のレーヨンと共に「サステナブル」素材として現在世界的な注目を浴びています。

今回のベンベルグ®︎ラボを通して、インプットした学びをそれぞれが思い描いたビジネスプランや将来設計、新たな提案を最終講義のプレゼンテーションで、アウトプットまでをおこないます。

配られた教科書を見ながらテキスタイルの製造工程や専門用語、織物や編物の機械について、染色や混率などの基礎的な知識を教わりました。

また、次に実際のサンプル生地を見て触りながら、富士吉田、桐生、尾州など産地ごとの特性を解説がありました。

短繊維と長繊維の違いから、同じ工程でも地域によってさまざまな特色があることなど。そしてこの違いこそが、強い日本の繊維産業構造を作ったというお話でした。マニアックながらも面白いお話です。

最後には、旭化成の佐藤さんからベンベルグ®︎についての詳しい解説がありました。

その後の質疑応答では受講生から本格的な質問が次々と寄せられ、旭化成の熟練の技術者でも答えに戸惑う場面も。受講生の好奇心の高さとあつい気持ちがうかがえたところで、気がつけば終了の時間がきました。

第2講へ向けての市場リサーチの課題が出て、初回講義は終了となりました。

事務局