久留米絣レポート

11月24日(土)から始まるひろかわ産地の学校。
久留米絣の産地である福岡県八女郡広川町に「ものづくりの拠点」としてオープンした施設「Kibiru」を中心に、全8講座開かれます。

今回は、久留米絣にかかせない「括り」の工程をレポートします!

久留米絣は日本三大絣の1つであり、そもそも絣とは、先に織り上げる柄を決めて、柄に合わせて糸を染色し織り上げた先染め織物です。
織りの組織で柄をつくるのではなく、染めで柄をつくります。
そして絣の柄を染めるために「括り」と言われる、柄に合わせて糸を括り防染する工程があります。

こちらが括りをおこなう機械。

コンピューターに取り込まれたデータ通りの間隔で、自動で糸が巻かれます。
絣には、たて糸にのみ絣糸を使うたて絣、よこ糸のみに絣糸を使うよこ絣、そしてたてよこ両方に絣糸を使うことがあります。
現在久留米絣の括りの工程は、久留米絣広川町協同組合が担っています。

もちろん、ただ糸を機械にかけておけばいいわけではなく、糸のトラブルが無いなどは人の目で確認をしていきます。ボビンにかかる括り糸も、無くなれば人の手で交換しながら括っていきます。機械も少なく、1日で括ることができる糸の長さにも限りがあります。

括られた後のたて糸。先に染めていたが青と黄色がベースで、ベージュ色に見える部分が括られています。この状態でさらに染色します。

「括り」という特別な工程を経てうまれる絣ですが、織る際にも柄合わせを必要とします。例えば、よこ糸をシャトルに入れる前にも、生地の幅に合わせて、糸の柄を合わせる必要があります。括り糸をはずす工程もあり、糸の準備段階の多さを感じました。

こちらは、白糸に括りをおこなったもの。この状態で染色します。
久留米絣には、柄と色の組み合わせが無限にあります。

歴史のある久留米絣ならではの工程は、今まで見たことが無くとても新鮮でした。
工程を知ると、様々な疑問とともに新しいアイディアも多くでてきます。
事務局も、この「括り」の可能性や発展について、勉強していきたいです!

末安