オリジナリティの築き

— 3期生 逆ティーチングタイム vol.1 —

スタディコースでは第1期から毎講義のはじめ30分に『逆ティーチングタイム』を設けています。
産地の学校には、本当に幅広い業種、年齢、目標の方が集まります。
あまりにも個性的で面白い方が多いので、受講生さんにも先生になっていただきたい!という思いから始まったこの企画。
目的は個人の持つ知識の共有と、受講生さん同士の横の繋がりの強化に少しでも役立つことです。

3期生最初の逆ティーチングは、鈴木一世さん。

学生時代に制作してきた作品の写真や実物と共に、これまでのご経験について教えていただきました。

ご自身のオリジナルの柄を様々な技法を用いて制作してこられた鈴木さん。
大学で染め・織りといったテキスタイルの基礎を学ばれ、藍染では八王子、ジャカード織りでは山梨の工場さんに依頼するなど、授業を飛び越えてご自身の制作に繋げてらっしゃってきたとか。

今回の逆ティーチングでは、そうして創られた作品が並ぶ、多くの展覧会の様子も紹介してくださいました。テキスタイルに加え、建築の分野など、幅広い興味や知識を持つ鈴木さんならではのアプローチがそこにはありました。

さまざまなお話の中で一番印象的だったのは、学校の染料の使い過ぎでさすがに怒られた、というエピソード。学校の授業だけでなく、プラスアルファに服作りを学ばれたりと、鈴木さんがいかに制作に熱心に打ち込んできたかが伝わってきました。

ファッションへの落とし込み方はもちろんのことながら、プリントや織りでテキスタイルからオリジナリティをだされている鈴木さんのお話を聞き、私自身、これから創り出していくモノのどこに自分の持ち味を見出すかを、改めて考えさせられました。

鈴木さん、貴重なお話をありがとうございました!

安岡