服ができるまで

日々繊維企業との取り組み方、テキスタイルについての基礎知識を学ぶ産地の学校。
今回、東京にて初めて連続講座を開催することになりました。

レギュラー講座で学ぶテキスタイルの枠を飛び出し、テーマは「衣服」。
原料から糸、染め、織り、編み、加工、そして縫製され服となる、この道筋を辿っていきます。
国内の「繊維産地」と深く関わりを持ちながら、各地域でものづくりをされている講師の方々にお越しいただき、服ができるまで、服がつくられる場所、そして服をつくる人たちの想いをうかがっていきます。

「販売職のため土日は参加できなかった」、「気になるけど、12講座乗り切れるか不安。」と思っていた皆さまも、是非お気軽にご参加ください。

第1回ゲスト講師

hatsutoki / 村田裕樹> -播州産地-
hatsutokiは先染め綿織物で知られる、播州織を使ったファッションブランド。拠点となる播州・兵庫県西脇市で、機屋と密接に関わりながらテキスタイルの開発を行い、洋服や服飾小物に落とし込む。
ディレクターの村田氏は東京都生まれ。大学在学中に服作りを開始。東京で活動するブランドのアシスタントなどをする中で、素材に興味を持ち全国の生地産地を回る。2012年 島田製織株式会社に入社。

第2回ゲスト講師

EIJI / 三木健> -泉州産地-
「人生で最高の一枚」という看板を掲げ、糸の1本1本に職人の想いと技術を込め、これまでにない新しい最高の体験を提供するTシャツブランド。糸から縫製までの全ての工程を日本有数の繊維のまちである大阪でおこなう。
大阪市に或る92年の歴史を持つ縫製工場「三恵メリヤス」の次期後継者である三木氏。大学卒業後は家業とは別の道を歩んでいたが、2014年入社。2年間の開発期間を経て2017年、TシャツブランドEIJIを立ち上げる。

第3回ゲスト講師

<KNITOLOGY / 鬼久保綾子> -福島産地-
“ knit + logy “ [ニットロジー = ニット学] 「実験的に模索しながら、ニットを学問のように追求してゆく」ニットブランド。言葉通り、デザイナー自らが自社に構える編み機で研究を重ね、製品をうみだしている。
デザイナーの鬼久保氏は日本のドレスメーカー学院を卒業後、イギリスの ノッティンガムトレント大学ニット科に進学。 その後福祉デザインに興味を持ち帰国後、慶應義塾大学大学院にて布の触感を研究。2012年よりKNITOLOGYをスタートし暮らしに寄り添う ニットを提案している。

第4回ゲスト講師

 <blanket / 彦坂雄大> -尾州産地 –
世界を代表する毛織物の産地である尾州産地のテキスタイルメーカーが立ち上げた本格コートブランド。 尾州産地にしかない低速織機の風合いや、昔ながらのミシンを使ったハマグリ刺繍、岐阜県高山市産のトグルボタンなど細部までこだわりが詰まっている。
ディレクターの彦坂氏は岐阜県生まれ。大手セレクトショップで7年間販売職をした後、愛知県一宮市に所在する大鹿株式会社に入社、コートブランド「blanket」を立ち上げる。現在はブランドと共に尾州産地を盛り上げる活動も行なっている。

◆開講日
2019年 3月   1日(金)19:00-21:00(18:30開場)
2019年 5月 17日(金)19:00-21:00(18:30開場)
2019年 8月 30日(金)19:00-21:00(18:30開場)
2019年11月15日(金)19:00-21:00(18:30開場)

◆会場
スパイラルルーム(スパイラル9F / 東京都港区南青山5-6-23)

◆受講料
各回一般 ¥ 3,500(税込)/ 学生 ¥2,500(税込)
4回通し  ¥12,000(税込)

◆応募方法
Peatixにて、各回専用ページよりお願いいたします。
第4回 blanket

◆定員
各回 40名(定員に達し次第締切)

ご質問、お問い合わせは産地の学校事務局へお願いいたします。

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