イタリア「ビエラマスター」との交流会

2019年9月、イタリアの「ビエラマスター」と「産地の学校」の受講生による交流会が開かれました。

ビエラマスターとは、イタリアのビエモンテ州の繊維産地・ビエラにある「BIELLA MASTER DELLE FIBRE NOBLI」のマスターコース。5名の学生が選抜され、イタリア・オーストラリア・ニュージーランド・中国・アメリカ・そして日本と、牧場や繊維産地を見学する特別プログラムを受講することができるそう。旭化成さんがスポンサーであることから、この交流会がはじまりました。

5人の大学院生は、ファッションデザインが専攻だった学生さんもいれば、政治学や経済学などを学んでからファッションや繊維業界を志す方もいて、とにかく高い熱量があることが特徴。6月から3カ月かけて、各国をラウンドして9月に来日しました。

お互いに英語での自己紹介。それぞれのバックグラウンドやデザインしたサンプルなどを見せ合いました。

 

イタリアと日本の繊維産業の変遷は通じる部分もたくさんあり、発見もたくさんあり、交流会は時間をオーバーして盛り上がりました。イタリアはもちろん各国の視察でも「シャトル織機を見たことがない」という反応に驚きました。シャトル織機や吊り編みなど世界的には希少な機械設備が日本では通常稼働している点も日本の強みになるのだろうと改めて認識しました。

この交流会は毎年開催してくださるそう。英会話を鍛えながら来年の交流会も楽しみにしています。

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